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- 【1】政局
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- 9月27日、テロ対策国会として召集された第153臨時国会は、民主党が野党共闘の要になれず、終始与党3党ペースの国会運営でした。
テロ対策新法が制定された後は、本来の雇用・中小企業・景気対策国会になり、3,500億円の「緊急地域雇用創出特別交付金」、1億円まで政府保証で資金調達できる「売掛債権担保融資制度」の創設、1,500万円まで無担保無保証人で融資が受けられる「創業者融資制度」の拡充等を含む第1次補正予算が成立し、臨時国会閉幕直前の12月4日には、都市再生等の重点7分野に集中的に予算配分する第2次補正予算が閣議決定され、小泉内閣の公約である「国債発行30兆円以内」を、隠れ借金などを復活しながらも維持し、現在の政府としてできる限りの景気対策案がすべてまとまりました。
12月7日の臨時国会閉会後は、政府・与党が中心となって、小泉内閣の本命である「特殊法人等整理合理化計画」が12月19日に、戦後初めての「公務員制度改革大綱」が25日にまとめられました。その前々日の23日には、平成14年度予算案が閣議決定されました。これらの重要事項の決定過程では、小泉総理と自民党族議員の確執がマスコミにクローズアップされ、小泉改革断行内閣の真価が発揮できなかったことを批判する記事が多く報道されましたが、冷静かつ客観的にみて、これだけ従来の政治手法を大きく変えた内閣はないと思われます。現在でも小泉内閣の支持率が大きく下がっていないことが、国民の改革への期待の現れです。
経済情勢の好転、郵政事業の公社化、税制の抜本的改革等、国民の高い支持を基盤にした小泉内閣の成否が問われるのは今年であり、存在感の低下した野党を尻目に、小泉内閣と与党3党ェ国民の期待にいかに応えることができるかが今年の政局の中心軸になりそうです。
今年は、昨年までに整備された不良債権処理スキームが実際に行われると、いくつかの大企業が破綻に追い込まれることが予想され、これらの個々の破綻処理から来る失業等の痛みを和らげるセーフティーネットが機能するかが問われます。円安基調は1ドル140円を超える流れとなっており、中小企業にとっては安堵感があるものの、輸出主導の大企業の収益悪化を招き、複雑な経済の展開が予想されます。
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